Fresh Music最大の特徴はコンパクトフラッシュ(以降CF)を使い、 FATファイルシステム(DOSやWindowsで普通に読み書きできるFATファイルシステムを採用している点 にあります。(これだけでわかる人はすべて理解しちゃうかも)
AKIBA PC Hotline!で見た。 友人と秋葉原のAZTECで店頭陳列品を見て購入を決定。 AZTECの通信販売で手に入れました。
・音は悪い、けれどそれほど酷くは無い
MP3プレイヤーの中では最低レベルの音質といえると思います。MP3静かな部屋では聞く気にならないが、電車の中で聞くには十分といったところでしょうか。(私の場合は通勤電車の中で聴いています)
コミケで展示していたものを何人もの人が試聴しましたが、「雑誌やネットでのレポートで酷評されていたほど酷くない」、「外で聴くぶんには充分」という意見がほとんどで、「使い物にならないね」という意見はありませんでした。パスコンを入れたりして少し改造が入っていたこともありますが、もしかしてチップのリビジョンが変わったりしたのかな?
・CFを使ったデータ交換は快適
シリアルやパラレルでの転送と比べると、PCカードスロット経由の転送は快適そのもの。私の場合、家と会社のマシンどちらにもPCカードスロットが追加してありますし、MP3ファイルもハードディスク(会社マシンはさすがに自分のMO)に常備してあるので、「出かける時は好きな曲を持ち出す」ということがいとも簡単に行えます。
・CFのフォーマット形式は注意が必要
最初に使ったときは再生はできるのですが、途中から再生したり、選曲ボタンが使えないなどの問題がありました。ある程度の再生ができる以上なんらかの条件があっていないと思われるので、・MP3エンコード条件(ビットレートとか)を変える、・MP3エンコーダを変える、など試してみましたが改善されません。もしかしてCFの相性か?という不安もありましたが、なんとなく思い当たることがあり、win95でCFをfdiskしたところ、問題はすべて解決されました。(^^)v
CFフォーマットに使った機種 |
HP200LX |
Windows95 |
Win95で使えるか? |
○ |
○ |
HP200LXで使えるか? |
○ |
× |
Fresh Musicで使えるか? |
△ 音飛びなどの不具合発生 |
○ |
もしかすると、手持ちのCF(PCCF-30M(アイオーデータ))だけの問題かもしれませんが、Fresh MusicのFATへの対応が完璧ではないのではないのかという気もします。
以上のとおり、
・CFを持っている人
・音質に我慢できる人(音質を重視しない使い方をする人)
には向いているといえるでしょう。
私の場合、PT-110(ウルトラマンPC)用などに30MBのCFが2枚余っていたし、聴く場所は通勤電車の中なので、ちょうど向いていると思います。
音楽を聴く道具として考えると、万人に薦められるものではないです。
ひととおり使ってみたら分解する、基本ですね。(^^;
というわけでさっそく分解してみました。
予想どおりシンプルな基板でした。
CF→マイコン→MP3デコーダ→DAC(MP3デコーダに内蔵だったらデジタルフィルタか電子ボリューム)→LPF(またはヘッドフォン用アンプ)といった流れでしょうか。
今後やってみたいこと
・音質改善
・電源オン時のノイズカット
といったところですが、
・デジタル出力(NG Tech. labお得意の技術)
・ファームウェア変更(たぶんやらない)
あたりまでやってみたいものです。