Serial Cradle NEW
注意!!以下のシリアルクレイドルの分析はかなりいいかげんです。たぶんこうやっているだろうという予想を含んでいますので、そのつもりで見てください
Visorではオプションのシリアルクレイドルです。こちらのポイントも何点か挙げます。
- 電圧を変換している
Visorのシリアル端子はTTLレベルであり、RS-232Cの+12V/-12Vと電圧レベルが異なり、そのまま接続することができません。電圧変換のため定番のMAX232(の互換品)を使っています。
- RS-232C端子から電源を作っている
従来のPalmシリーズと電圧が異なるため、PalmIII系とPalmVのような形状の変換だけでは残念ながらPalm用のシリアル機器を使えません。逆に自作機器はMAX232無しに直結できて良いかも?
- 使っている信号はTxD,RxDのみ
各制御線はありません。
- キーボード用の信号がある[KBD]
これを設定してやるとシリアルでキーボード情報などを送り込めるようです。
- Springmodule充電用の電源端子がある[VDOCK]
詳細は開発者に公開されるようですが、モジュールに二次電池を内蔵し、それを充電することができるようです。
以上の点から、Visorはシリアルポートをそれほど重視していないことがうかがえ、USBクレイドルが標準になっていることが判るのではないかと思います。また、Palm IIIシリーズ用の機器をPalm Vに使うために簡単なコネクタ変換だけで出来たのに対し、Visorでは電圧レベルの変換が必要なので、簡単にはできないことが判ります。
Visor 標準添付 USB Cradle 回路図
(左右の端子付近以外はかなりいいかげんです)
※:RS-232Cという名称は規格名としては正しいものではありませんが、広く普及しているのでそのまま使っています。